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デスクトップPC モバイル化計画

背景

『cool'n Quietにより動的にCPU周波数を変更できる』
という、言葉に踊らされてMobile Athlon 1500+を購入したのが、2002年07月。
が、結局、周波数は変えることがでなかったし、そのままではコア電圧もオーバーで熱々。
VcoreだけはVID PIN改造でなんとか低電圧化して使うも、
改造が悪かったのかマシン起動に失敗することがしばしば。
CPU買い換えかなと思い始めた折、目にとまったのが Mobile Athlon XP-M。
前回の失敗にもめげず、購入してくるも、今度は定格の周波数すら設定できず、
どうしたものかと情報収集をしてて見つけたのが、Windows上からAthlonの周波数を
変更できるソフト『Crystal CPUID』。 藁にもすがる思いで試してみたところ、無事
周波数を変更することに成功。そして、その時掲示板で見つけたのが、
SVID出力を使うことで電圧も可変にできるというわずかの情報。これはもう、
やるっきゃないでしょうということで、遂行したのが今回の改造。
あまり情報のない改造の成功だったので、気をよくしてここにその記録を残す。

ak75
改造物

今回、改造を行ったのは、Aopen AK75(J)。
あまり、人気のあるマザーボードではないが、個人的にはI/O周りとか
しっかりしてて、大きなサイズのファイルをコピーとかしてても
安定して使える、お気に入りの板。
最近取り付けた、USBのカードリーダがUSB2の為、WINDOWS上でよくWarningが
でるのが困りものであるが、今回の改造に成功したのもあり、しばらく現役で
いけそうな優れもの?である。

改造計画

掲示板によると、CPUからのVIDとSVIDをレギュレータからの
PWRGD(設定電圧になってることを示す信号と思われる)でマルチプレクスして、
レギュレーターの設定を行うとのことなので、まず現状の回路がどうなっているか
調査して、それを元にSVIDのセレクト回路を入れていくことにする。

回路調査

今回関係する範囲の回路は、以下の回路図のようにであった。
まず、VIDについては、CPUからのVID出力を2.5Vから5Vへレベル変換して、
FAIRCHILDのレギュレーターに入れることで、電圧の設定していた。
レギュレータからの、設定電圧への確定したことを示すPWRGD信号は、
同じように5Vから2.5Vにレベル変換してCPUに入ってるような感じに見受けられた。
※今回、必要なPWRGD信号は5Vでいいので、 CPU側にどう伝わっているかは単なる想像。

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※ 4/2 追記

改造でいじらない部分なのであまり気にしてなかったが、
トランジスタのベースと電源の間に抵抗が入ってるのでは?との指摘をいただきました。
実際に確認はできませんが、当然抵抗が入ってるものと思われます。
自前でトランジスタを用意して改造する人は、注意して下さい。
改造計画

今回、一番の要になってくると思われたのが、VIDとSVIDの切り替えに使う石。
掲示板では、HC157とかでやったとの話が見られたが、入手方法とかよく分からず、
結局は会社の実験室で入手できた、MotorolaのTriple 2-Channel Analog Multiplexer
MC14053Bを使用することにした。
必要以上にいろいろな部品を使わないのと、SVIDにうまく切り替えられなかった際
DIPによる電圧のマニュアル設定を行えるという方針で、改造案を立てた。

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改造写真
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動作テスト
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SpeedFanによる、PC起動直後の
コア電圧の変化状況をみると、
CrystalCPUIDのMultiplier Management
開始により、いい感じで、下がっているのが分かります。 ここまでくれば、あとはオーバークロックするも
超低電圧化を狙うも、自由自在!!

参考資料